- 発売元:キングレコード(1991~1992年)
- 巻数:全6巻
- 収録時間:各巻約30分
これに関するファンからのコメントを目にすることはとても少ないです。
そして、私が目にした限りでは、どちらかというと評判はよくないみたい。
私自身、おもしろかったどうかを問われると、正直なところ辛い……。
えーと、全体的にとても暗いお話です。
でも、あの雰囲気は大好き。
ピエロの人形とか、スクリミールの正体不明の薄気味悪さとか。
その他、細かい見どころはいくつかあるのだけれど、
初めて最後まで見終えた直後は「えー……?」とつぶやいてしまいました。
ちょっと期待外れで消化不良。
各話タイトルには四字熟語が付けられています。
でも、んー、私は漢字も熟語も大好きだけれど、
ここまでなじみのない漢字や熟語を使うのは、いまいちおしゃれではないような。
意味も調べてみたけれど、内容と合っているのかよくわからないや。
このあたり、個人的にちょっとマイナスポイントです。
これ、LDも出てるんだよね。でも、DVDは出ていません。
完全予約限定生産でも良いので、出してくれるとうれしいな。絶対買いますから。
確かにあんまり売れなさそうだけど(すみません)、これも「シュラト」なんだもの。
DVD化を気長に待っておりますよー。
ストーリーに関しては、すでに「人物考察:黒木家の人々」や
「同:調和神スクリミール」にて感想を載せているので、
ここではもう触れないでおきますね。
以下は各巻についての役に立たないコメントばかりですが、ご了承下さいませ。
其之一「幻夢肅条」
「幻夢(げんむ)=ゆめまぼろし」、「蕭条(しょうじょう)=ひっそりとしてもの寂しいさま」。
シリーズ中で唯一明るい第1話。
慣れない人間界でアルバイトに精を出す八部衆の面々。
とりあえず、アンナミラーズで働くレンゲの勇姿だけでも見て下さい。
彼女にはピンクってあんまり似合わない気がするのだけれど、
その似合ってなさっぷりがまた可愛かったりして……(←誉めてます)。
其之二「懐想逝水」
「懐想(かいそう)=?」、「逝水(せいすい)= 流れ去る川水。行く水。
ひとたび去って二度とかえらないことや人の命にたとえていう」。
レンゲに対抗して(?)ピンクのパーカーを着るシュラト。
似……、似合ってるよ……。
そういえば、TVシリーズの回想シーン(第13話)でも
ピンクのランニングを着ていましたよね。
逆転生させられた時(第17~18話)も
ピンクのアンダーシャツか何かを着ていましたよね。
あっ、ピンクで思い出した!
ラクシュなんですが、声がちょっと落ち着いてしまっていて残念。
あのキンキン声が聞きたかったのにー。
其之三「聖者逢遇」
「聖者(せいじゃ)=信仰心があつく、すぐれた修行を積んだ信者」、「逢遇(おうぐう)=偶然出会う」。
偽レンゲ登場&レンゲのシャクティ装着シーン初登場。
作画がもう少しきれいだとよかったなぁ。
OVAなんだから作画が(絵柄も水準も)安定していることを期待していたのに、
シリーズ全体を通してかなりばらつきがありますよね。ちょっとがっかりでした。
其之四「天魔蠢動」
「天魔(てんま)=四魔(しま)の一。人が善事を行なったり、真理に至ろうとするのを妨げる」、
「蠢動(しゅんどう)=こそこそとうごめくこと 」。
ナイフで心臓を一突きされても必殺技を撃てるヒュウガにびっくり。
さすがは八部衆。
其之五「尊鬼綴緝」
「尊鬼(そんき)=?(←八部衆のことを指しているのでは、と推測中)」、「綴緝(ていしゅう)=つづり集める」。
ちびスクリミールの群れが恐いというか、気持ち悪いです。夢に出そう。
其之六「永劫回帰」
「永劫(えいごう)=きわめて長い年月」、「回帰(かいき)=一周してもとへもどること」。
OVAの小説版を読むまで、あのラストは何だかよくわからなかったです。
一応、ハッピーエンド……なんだよね?
このOVA、次回予告の決め台詞は「闇の向こうに光はあるのか」だったのですが、
「光」……、あったのかどうか……。
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