- 発売元:キングレコード(1989~1990年)
- 巻数:全10巻
- ジャケットイラスト:奥田万つ里
当時小・中学生だった私には高くて手を出せずじまいでした。
そのため、いつもレンタル屋さんに並べられているものを眺めるだけでしたが、
奥田さんの特徴あるイラストが異彩を放っていましたね。
内容については触れるまでもないと思うので、
ここでは各巻に付けられたタイトルの熟語の意味をメモしておきます。
ただし、意味が複数ある熟語については、解釈がずれてしまっているかも知れません。
もしお気付きの点があれば、ぜひお知らせ下さい。
ちなみに、TVシリーズはLDも出ています。
そちらの方のジャケットも奥田さんの書き下ろしで、
キャラクター1人(or2人)と花がセットで描かれています。
- 以下の見出しの括弧内は
「収録話数:ジャケットに描かれたキャラクター名」です。 - 熟語の意味は「Weblio国語辞典」で調べました。
Vol.1「転生の章」
(第1話~第4話:シュラト・ラクシュ・レイガ・ガイ)
「転生(てんせい)=生まれ変わること」。このジャケットイラストは新EDの冒頭にも使われていました。
奥田さんによると「注文どおり描いた」(ニュータイプ1990年2月号)とのことで、
いかにも!な構図ですが、お気に入りです。
Vol.2「隘路の章」
(第5話~第8話:レンゲ・マリーチ・ヒュウガ)
「隘路(あいろ)=物事を進めるのに障害になるもの。難関」。Vol.3「邂逅の章」
(第9話~第12話:レンゲ・ダン・クウヤ・インドラ様)
「邂逅(かいこう)=思いがけなく出会うこと。めぐりあい」。Vol.4「大我の章」
(第13話~第16話:逃亡5人組)
「大我(たいが)=悟りによって得られる絶対に自由な在り方。真我」。Vol.5「苦界の章」
(第17話~第20話:シュラト&トライロー)
「苦界(くがい)= 苦しみや悩みの多い世界、すなわち人間世界」。Vol.6「刹摩の章」
(第21話~第24話:リョウマ&アカラナータ)
この「刹摩(せつま)」の意味が未だによくわかりません。ネットで検索しても、これだというものが出てこないし、
よっぽどマイナーな仏教用語だったりするんでしょうか。
Vol.7「破軍の章」
(第25話~第28話:ガイ&シヴァ様)
「破軍(はぐん)=破軍星。北斗七星の柄の先端の星、揺光(ようこう)の別名。陰陽道では剣先に見たてこの星のさす方向を凶として忌んだ」。
Vol.8「受戒の章」
(第29話~第32話:シュラト・ガイ・ブラフマー)
「受戒(じゅかい)=仏教徒が出家や在家などのそれぞれの立場で守るべき戒を受けること。納戒」。
Vol.9「光臨の章」
(第33話~第35話:シュラト&ガイ)
「光臨(こうりん)=他人を敬ってその来訪をいう語」。Vol.10「輪廻の章」
(第36話~第38話:八部衆)
「輪廻(りんね)=生あるものが死後、迷いの世界である三界・六道を次の世に向けて生と死とを繰り返すこと。
インド思想に広くみられる考えで、仏教の基本的な概念」。
せっかく八部衆全員がそろったイラストなのに、ガイは守護霊のように描かれています。
実際、物語はそういうラストを迎えてしまったのだから
当然ではあるけれど、やっぱり淋しいな……。
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