人物考察：地帝ハイラ

巨漢

十二羅帝の方々のうち、ハイラ・アンテラ＆サンテラ・クビラについては、
小説版の続きが出ていない今、判断材料がアニメ版しかなくて、
しかもそれはアレなので、ちょっと困っています。
でも、言いたいことはそれなりにあるので、そのへんをまとめていこうと思います。
奥田万つ里さんによると、彼らは登場回数が少ないために、
一目見て悪役だとわかるようにキャラデザされたとか（「設定資料集」より）。
確かにとてもわかりやすかったです……が、
アニメ版が当初の予定どおり全52話で、
第二部が第一部と同様にじっくり作られていたら、
彼らは容姿も中身も、そして強さも今とは全く違うキャラになっていたのかなぁ、
と思うと、ものすごく残念です。
美形ばかりが出てきてもかえってつまらないので
個性的なキャラはむしろ歓迎なのですが、それにしたってちょっと、
天下の十二羅帝があんなに知力が低そうでいいのだろうか。
小説版の「十二羅帝はもともと天空界の最強部隊」という設定を知ってから、
ますますその思いを強くしました。もったいないなぁ、くやしいなぁ。
そいでもって、ハイラです。
「偉丈夫」を通り越して「巨漢」なお方。
やられ役であまりにも体格の立派な人はその分知性が（以下略）、
というのはよくある話なのですが、まさにそんな感じのキャラでしたね。
いや、別にそんなではなかったかも知れないけれど、
対戦相手がよりによってレイガだったのが運の尽き。
でも、ガイについて須弥山入りした他のメンバーが顔色の悪い人たちばかりだったので、
あの中ではいちばんまともに見えてしまいます。………。
うう、ちょっと可哀想になってきました……。
小説版の第二部ではもう少し、
十二羅帝の名にふさわしい威厳と活躍の場を与えてもらえるといいですね。
ちょっとだけ、応援。