頑固じいさん孫2人
- 声:藤本譲(勇太郎)、滝沢久美子(桐子)、林原めぐみ(由美子)
父方の祖父である勇太郎(以下じっちゃん)は、
「修羅の中を生きる人間となれ」との想いを込めてシュラトにその名をつけた
張本人でもあります(スニーカー版小説第1巻)。
アニメ版でも小説版でもそれなりに威厳が感じられるのですが、
OVAではもうちょっとくだけたタイプになっていました。
そして、あまり出番のない父・隼人さんと、母・桐子さん。
(隼人さんの声をあてているのは、もしや山寺さん?(第17話))
忘れちゃいけないのが、シュラトとは2つ違いの妹・由美子ちゃん。
ませた口をきいてシュラトをやり込めることもしばしばですが、
兄貴想いの優しい妹です。
そして、シュラトとガイの拳法の師匠である朱桂林先生。
2人の成長を、ちっちゃい頃から高校入学までずっと見守ることができたなんて、
ちょっとうらやましいです。いいなぁ。
そうそう、2人があれだけ強くなったのは、
本人たちの素質や努力だけによるものではなく、
先生の御指導のおかげでもあったと思っています。
弟子に代わってここでお礼をいいます。
ほんとうに、ありがとうございました。
ところで、この朱先生とじっちゃんは悪友とのことですが、
小説第1巻にちらりと出てきた2人のやりとりは、
「シュラトとガイが転生しないで普通に年をとったら、もしかしたらこんな感じかな」
と思わせるものでした。
ま、ここらへんは私の勝手な想像に過ぎませんが。
じっちゃんと由美子ちゃんはOVAにも登場しています。
でも、シュラトとガイは元々人間界に存在しなかったことになっているので、
当然彼らにはシュラトたちに関する記憶はなく、
シュラトに対しても、家族ではなく隣人として接します。
それがシュラトには淋しいんですよね。
犬のチャッピー(OVAにのみ登場)だけはシュラトをちゃんと覚えていて、
やたらとじゃれるのですが、それがよけいに淋しくて……。
仕方のないことだとわかってはいるけれど、見ている私も切なくなってしまいました。
でも、記憶はなくてもやっぱり家族。
雨の中で立ち尽くすシュラトに2人が声をかけるところ(OVA第3巻)は、
シリーズ中数少ない心和むシーンです。
もれなく切なさもついてくるけれど。
シュラト・じっちゃん・由美子ちゃんの「じじいと孫トリオ」は秘かなお気に入り。
いろいろとやかましそうだけれど、平和の象徴という感じがしませんか?
シュラトの「やめてよ、じっちゃあん!」という甘えた声も可愛くて好きです。
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