その幻でさえ意志を持つ
- よみがな:げんていーー
- 所属:十二羅帝
- 神甲冑:--
- 武器:--
- 触媒:幻
- 必殺技:--
「神をも超える知謀の軍師」
「恐怖を感じないはずのアスラ神軍でさえ恐れた」
「その幻でさえ意志を持つ」
等々、数多くの異名が「大戦」時のその活躍ぶりを物語っています。
最後のなんて特にかっこよくてお気に入り。
こういう知性派キャラには元々弱い上に、長い黒髪だなんてそんな、
私好みの設定で参っちゃうよー。
というわけで、登場当初からひいきにしています。えへへ。
このお方の存在と視点が入ったことで、
この物語の世代交代劇の要素が、より明確なものになりました。
アニメ版でも、シュラト&ガイが創造神に、
また、ラクシュが調和神になることに対して一応の伏線は張ってあったのですが、
ちょっと唐突な感じがしましたし、
第一部と第二部がパキッと分かれてしまったように思うので。
それに、ミトラ様と幻夢衆の影の活躍を描くことで、物語の多重性が深まっています。
スケールの大きさも感じられるし。
TVアニメでは、いくつもの場面を並行して描写するのは難しいと思うのですが、
小説版ではその表現法の利点を生かして
そういった問題をうまく処理しているなぁ、と思います。
第6巻序章では、「大戦」終結直前、
ヴィシュヌ様の首を狙って天空殿に乗り込んだインドラ様との
一騎討ちのシーンが描かれています。
インドラ様のターバンの下も長い黒髪とのことで、
「おおっ、黒髪対決かー!」とか「ああー、どっちを応援したらいいの!?」とか、
やたらと興奮してしまっていたのはこの私。
アニメでも見たかったなぁ、このあたり……。
それはともかくこのお方、まだまだ不明な点が多いです。
まず、十二羅帝の一員であるはずなのに、須弥山のブラフマーのもとにいた
(第4巻序章、利霊師ナリナの台詞より)というのがちょっと不思議。
獣牙三人衆反乱以後ということは、
「大戦」に参戦したのはもしかしてごく短期間なのかなぁ?
それに、「須弥山にヴィシュヌはミトラただ一人を連れて入っていった」
(第6巻序章)とあるので、ヴィシュヌ様というよりはブラフマーに仕える人とか、
お二方の「繋ぎ」だったのかなぁ、とも考えられます。
うーん、このお方とブラフマーの関係は、
幻夢衆とヴィシュヌ様のそれと近いのかも知れない。むむむ。
「大戦」終結後、このお方は行方知れずになっていたのですが、
幻惑の森にて、例の災厄を生き延びたわずかなルドラ神族を見守りつつ、
来るべき時に備えていたようですね。
ミトラ様のいう「ある御方との約束」(第2巻第2章)は、
「創造神の後継者(シュラト&ガイ)の後見」と「ルドラ神族の守護」なのかなぁ、
と勝手に推測していますが、どうなんだろう。
「ある御方」=ブラフマー(&ヴィシュヌ様?)、
というのは容易に想像できるのだけれど……。
ところで、マユリとガルーダが幻惑の森を訪れるまで、
ミトラ様は巨木と同化していたようですが、
これってパソコンでいうなら「スリープ」の状態を保つためだったのでしょうかね?
このお方って、何というか、自分の寿命が尽きる日を正確に把握してそうなんだもん。
だからこそ、大事な使命を果たすために、己のソーマをうまくセーブして、
シュラトたちの転生に合わせて覚醒する予定でいたのではないかと。
ま、そんな細かいことはおいといて、
ミトラ様は第二部でますますの活躍が期待されるキャラです。
ただし、途中で死を迎える可能性もとても高いと思われます。
あんまり痛そうな最期はやだなぁ……。
小説版の第一部のラストは、このお方の台詞で締めくくられています。
でも、「真の戦いが始まるか……」って、あれからもう幾年月?
ちっとも始まってないじゃないのよー!
これではミトラ様が大嘘つきになってしまいますよ、あかほりさーん!
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