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小説版ノススメ【2】

小説版ノススメ【2】 シュラト < TOP

エニックス版と角川版の比較

先に刊行されたエニックス文庫版と
数年後に加筆修正を経て刊行された角川スニーカー文庫版について、
気付いた範囲で違いを書き出してみました。
できれば、両者を読み比べてみることをおすすめします。
→小説版ノススメ【1】:アニメ版と小説版との違い

刊行年

エニックス版の刊行は1989~1991年。
アニメ版の放映が終了する少し前に第1巻が出ました。
スニーカー版は、著者のあかほりさとるさん(文芸担当)が
他にもいろいろとお仕事をして、名前も売れてきた1995~1996年に刊行。
ただし、どちらも第6巻で止まっています。

タイトルロゴ

エニックス版ではアニメ版と同じでしたが、スニーカー版では、
新たに作成された(?)手書き文字風のデザインのものが使用されています。
前者のかちっとした方を「メカもの風」とするならば、
後者は「伝奇ロマン風」?
小説版の雰囲気には、この後者の方がより似つかわしいと思います。

表紙イラスト

どちらもアニメ版からおなじみの奥田万つ里さんですが、それぞれ書き下ろしです。
奥田さんの絵は、スニーカー版の表紙の頃がいちばんお気に入り。
線や色遣いが柔らかくて優しいので。
ところで、エニックス版第4巻の表紙に描かれているのは
ラクシュ・レンゲ・ヴィシュヌ様だと思っていたのは、やっぱり私だけでしょうか。
(正解はサティさん。あのかんざしに気付くまで時間がかかりました)

口絵&挿し絵(敬称略)

エニックス版→口絵:奥田万つ里
       挿し絵:沢田翔(1~5巻)&美崎猛(6巻)
スニーカー版→口絵・挿し絵:佐野浩敏

タントラ

エニックス版ではルビがふってありますが、スニーカー版ではそれがなくなりました。
すっきりしましたが、少し残念な気もするなぁ。

「シュラト」の漢字表記が「修羅人」

アニメ版とエニックス版での「秋亜人」という表記は
「視聴者の裏をかくための無理矢理な当て字」だったそうです。
「かなり気になっていて、改訂版(スニーカー版)にあたり
全面的に改めさせてもらった」とか(第6巻あとがきより)。
こちらの方が自然で、私も気に入っています。

本文

エニックス版は、あかほりさんの小説デビュー作ということで
それなりにちょっと読みづらいところもありました。
スニーカー版では全体的にかなり書き直されて、だいぶ読みやすくなっています。
時々気になるところもあるけれど、読み手と書き手の好みや癖の相違でしょう。
ただし、スニーカー版はやたらと誤植が多い!
いちばん笑えたのは、第3巻第2章の
「ダンは真っ黒な髭(ひげ)と瞳の持ち主で(以下略)」というところ。
ちなみに「髭=鼻の下のひげ。口ひげ」だそうです。正しくは「髪」のはず。
他にも、改稿の段階で生じたミス(?)らしきものがいくつかあるのですが、
私の気のせいかなぁ。初版以降ではちゃんと訂正されているといいな。
ミスといえば、第1巻ラストの挿し絵でもひとつあります。
レイガが描かれているはずのところにレンゲがいる、あれです。けっこう有名。

(初出:2003.2/17)

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DVD-BOX【1】

DVD-BOX【1】 シュラト < TOP

天空戦記シュラト メモリアルボックス 1 [DVD]発売直後(2003年2月)の覚え書き。
当時はまだDVDプレイヤーを持っていなかったのですが
せめてもの記念にと、ジャケットイラストの感想その他をまとめたもの。
発売まで前情報がほとんどなかったので、興奮&感動もひとしおでした。
→DVD-BOX【2】
以下の見出しの括弧内は
「収録話数:ジャケットに描かれたキャラクター名」です。

BOX(シュラト)

公式サイトでだいぶ前から公開されていたのですが、
やっぱり実物を見ると感動します。かっこいい!
サイト内に載っていた小さい画像で見るよりも、表情がより必死というか、
ソーマが高まっているというか、見ていてどきどきしてしまいます。
BOX側面や背面は天空樹のイラストで、
箔押しでタイトルロゴや曼陀羅(の枠)が入っています。

DISC1(第1話~第5話:シュラト&ガイ)

散り敷かれた桜の花びらと、1枚の古びた卒業写真。
2人は学ランを着ていて、とびっきりの笑顔です。
シュラト、眉毛が太いですー!! か、可愛い!
あと、ちゃんとガイの学ランの第2ボタンがなくなっているのがいいです。
(一方シュラトは……、手に隠れて見えません)
これ、中学の卒業写真だよね。
っていうことは、転生直前なんですよね……きゅーん……。

DISC2(第6話~第10話:レンゲ)

お花畑で立ち尽くすレンゲ(の後ろ姿)。
向かい側に小さな人影があって、私は見てすぐ
「マリーチに呼び出されて行ってはみたものの、
 いつまでたっても当のマリーチが現れない。
 腹を立てながらもなぜか待ち続けてしまうレンゲ。
 そこへようやくマリーチがやってきた……」
というシチュエーションを思い浮かべてしまったんですが、
公式サイトでの「人影はインドラ様か」という説明に、あ・れ・れー?
まぁ、解釈は人それぞれということで。
しかし、ほんとうにきれいなイラストですよねぇ。うっとり。

DISC3(第11話~第15話:レンゲ&サティ)

悲痛な面持ちでナイフを構えるサティさん。
バックに、哀しそうなレンゲがいます。
サティさん(というかこの姉妹)はお気に入りなのでうれしいけれど、
ジャケットに登場したのは意外でした。
本編よりも化粧がちょっと濃いめ(口紅くっきり)です。
それに対して、このレンゲは少しばかり幼い雰囲気。

DISC4(第16話~第20話:シュラト&ラクシュ)

力尽き、敵の術に飲み込まれてゆくシュラトに、
自らもそこへ飛び込み手を差し伸べるラクシュ、……というようなイメージ?
この構図、言葉だけだとうまく説明できないけれど、
ラクシュの「シュラトを助けたい!」って想いが伝わってきます。
この失神してるシュラト、BOXイラストの戦士然とした彼とは違って、少年そのもの。
そういえば、みんな16とか17なんだよなぁ、としみじみ……。

DISC5(第21話~第25話:サラス、マユリ、インドラ様&蝶)

サラスが相変わらず色っぽいです。
でも、マユリもそうだけど、ジャケットに登場したのはちょっとびっくり。
あと、インドラ様が蝶とセットで描かれているのが個人的にうれしかったです。
あのエピソードはいいよなぁ。

レーベルイラスト

それぞれ、ジャケットイラストのラフらしきものがプリントされています。
ジャケットとは違う構図のものもあって、興味深いです。

解説書

「シュラト」で新しくこういう冊子ものを見ることができて、まず感動。
あかほりさんが小説の続きを書いてくれるのか否か、
結局よくわからないままエッセイが終わってるのがもどかしいです。
そうそう、「キャラクターファイル」のリョウマの欄に
「八部衆最強の男で、彼らのリーダー格」とありますが、
リーダーは一応ヒュウガだったのでは?
あと、全体を通して誤植やらミスやらがいくつかありました。
「キャラと梵字が一部で不一致」とか「読みがながおかしいですよ」とか
「ディーバ神軍って何なのさ(正:デーヴァ神軍)」とか。
まぁ、作ってもらえただけでもいいか。

(初出:2003.3/3)

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DVD-BOX【2】

DVD-BOX【2】 シュラト < TOP

天空戦記シュラト MEMORIAL BOX 2[DVD] 発売直後(2003年5月)の覚え書き。
今はただ、「良かったねぇ」&「ありがとう」な気持ちでいっぱい。
この頃までにはDVD鑑賞のための環境も整ったので
メニュー画面その他についてのメモも含まれます。
→DVD-BOX【1】
以下の見出しの括弧内は
「収録話数:ジャケットに描かれたキャラクター名」です。

BOX(ガイ)

前回同様、あちこちでだいぶ前から公開されていましたね。
でも、ちゃんと実物を見るべきです。うう、やっぱりガイってかっこいい!
むちゃくちゃ強そう&冷たそう、です。
これはやはりBOX-1と並べて鑑賞するのが正しいと思われます。
くっつけて置いたり少し離してみたり、向かい合わせてにらめっこさせたり。
(などと遊んでしまったのは私だけ?)
BOX背面のイラストは異動宮でした。そして側面その他は天空殿。
ただし、天空樹第一楼ごと飛行しているあの状態や、
不穏な空模様をしょってそびえている、ちょっと暗めなイラストです。
BOX-1の、平和を象徴するかのような風景とは対照的。
あと、箔押し加工についてはBOX-1と同じでした。

DISC1(第26話~第30話:ヴィシュヌ様&シヴァ様)

これは、そのものずばり「ヴィシュヌvsシヴァ」。
真ん中の下寄りにヴィシュヌ様が、こう、結界を張っていて(?)、
上半分は不敵に笑うシヴァ様。このお二方、特にヴィシュヌ様って、
これまでもポスターなどによく登場していたけど、
どちらかというと背景的な扱われ方が多かったような気がします。
やっと本格的にジャケットを飾れましたね!
そうだよなぁ、「シュラト」って、このお二方の戦いでもあったんだよなぁ。

DISC2(第31話~第35話:ちびシュラト&ちびガイ)

小学校の入学式の、2人の出逢いのシーンですね。
満開の桜を見上げるシュラトとガイ。どっちもとても可愛らしいです。
抱っこしたらあったかくて柔らかそうなシュラトも、
(蝶ネクタイだよ、ちょうねくたい!← 思わずひらがな)
賢くて優しそうなガイも。
そして桜がまたすごくきれいで……。
「シュラト+ガイ+桜」はBOX-1でも描かれていたので
またそんなイラストが見られるとは思いませんでした。でもうれしい!

DISC3(第36話~第38話、総集編2話:シュラト&ガイ)

岩場に腰掛けて海と空を見つめている、精神世界の海辺の2人。
空には暗い雲が一面に広がっているけれど、わずかな雲間から光が差しています。
そして手前から向こう側へ、日食(or月食?)の連続写真みたいなものが続いていて……。
「きれいだけど何だろう?」と思っていたら、
「天国への階段」だったのですね(解説書の奥田さんのエッセイより)。
ああ、何だかしみじみとしてしまいます……。
……でもこれ、この2人の事情を知らない人に見られたら
絶対ツッコミ入れられそうなジャケットですよね。
私自身も初めて見た時ゃ「ぶふッ」でした(すみません)。
うかつに出しっ放しにしておけないわー。

DISC4(天空界メモリアルズ1~3:八部衆、ラクシュ&ミー)

ベッドだかソファだかに寝そべって、こちらを見つめるレイガさん。
残りの8人はぷちキャラです。ミーは原寸かな?
やー、予想どおりのノリでした。
レイガは素敵に色っぽく、あとのみんなは可愛いやらおかしいやら。
天龍コンビは、それぞれレイガの左右の手首にしがみつきつつ
笑顔で合図を交わしてます。ファイト一発なリポDのCMみたいに。
あと、空中浮揚してるクウヤさんとか、相変わらず裸足なダンとか、
(今さらだけど、ほんとにどうして設定資料の彼は裸足なの?)
隅に隠れてめそめそしてるガイとか、もう可愛すぎるよー!
あっ、でもお気に入りは、滑り台して遊んでいるミーの肉球や口元かな。

DISC5(天空界メモリアルズ4~6:アカラナータ&マリーチ)

ピンクの薔薇をしょって佇む究極ヒーロー(自称)・アカラナータと、
根強い人気を誇るマリーチ。
BOX-2では、このDISC5がどんなジャケットなのかいちばん気になっていましたが、
このツーショット! あああ、やられたー!!って感じですねぇ。
そうそう、マリーチが手にしてるのはてっきり薔薇だと思っていたのですが、
違いましたね。「あれ? でもこの花どっかで……」と
しばらく引っかかっていたのですが、これってあれですか、
第6話で木の上からレンゲに投げて髪飾りにした
あのお花じゃないですかもしかして! 奥田さん芸が細かすぎ!
……とか言って、全て私の勘違いや思い込みだったらごめんなさい。
やー、でも、びっくりしたー。
その後、奥田さんご自身より、
「マリーチが手にしているのは『あのお花』」
とのお答えを頂きました。ありがとうございました!

レーベルイラスト

これも前回同様、ジャケットイラストのラフらしきものがプリントされています。
DISC5のは笑えました。例の2人が背中合わせに立ってて、
その間からレイガが「ちょっと、何なのよアンタたち~!」って感じで
顔を出しているのです。周りにはぷちキャラっぽいのが散らばってるし……。
わー、こっちの方のイラストも見たかったなぁ。

解説書

あかほりさんのエッセイを読んで、長年の疑問が解けました。
「シュラト」の中途半端な話数や第二部の作画状況その他については
すでにあちこちでその原因が噂されていましたが、そういうことだったのか。
不幸としか言い様がない……。
それが業界の「現実」だとしても、ファンとしてとてもとても悔しいです。
「全52話の『シュラト』」、今でも見たいです。
そして、奥田さんのエッセイでは、マツリさんの命名の由来が明らかに。
(奥田さんも大変でしたね……とばっちり……)
また、今回は、声優さん方のインタビューも載っていました。
みなさん「『シュラト』は楽しかった!」と懐かしんでいらっしゃって、
読んでいる私も幸せな気持ちになりました。
が、不満もあります。クウヤ(中田さん)とダン(飛田さん)は?
また除け者ですか? このお2人って、今までの他のインタビューとかでも
ほとんど見かけないので、楽しみにしてたのですが……。
確かに出番は少なかったし、人気も他のキャラに負けていたかも知れないけれど、
ああ、ちょっとがっかり。
ところで、またもやあちこちに誤植やらミスやらを発見。しょんぼり。

メニュー画面:メイン・メニュー

最初にふわーっとヴィシュヌ様が現れて、蓮華座に立ったお姿になります。
その周りを八部衆が取り囲んでいて、
本編を収録したDISC3までの8枚(BOX1の5枚を含む)は、
彼らが1人ずつ順番に手前に登場します。
そしてDISC4では、それまでと同様にまずヴィシュヌ様が現れるのですが、
それがラクシュに変化します。
手前には、ブラフマーのシャクティを着けたシュラト。
最後のDISC5もそんな感じかと思っていたら、
こっちはアスラ神軍にすっかり乗っ取られていましたね~。
ヴィシュヌ様に代わってシヴァ様が登場するし、
手前には初めガイがいるのですが、それをアカラナータが押し退けるし。
変な効果音付きで。ぷ。

メニュー画面 / チャプター・メニュー

メモリアルズのお笑い編3本分のは必見です。
コラージュ風の背景といい、そこへ添えられたギャルっぽい手書き文字といい、
アホっぽくて! というか、アホそのもので……!!

その他メモ

とにかく、出してもらえてほんとうに良かった。
スタッフや声優のみなさま、そしてタツノコさん、バンダイさん、
ありがとうございました。一生大切にします。
……でも、これでもう、「シュラト」は終わっちゃうのかな。

DVDというメディアが普及し始めた時から、この作品のDVD化を待ち望んでいました。
それは他のファンの方々も同じだと思うのですが、
私は、DVD化があかほりさんによる小説版の再開と完結につながることも
期待していました。そしてその気持ちは今でも変わりません。
「小説を書く」というのが簡単な作業ではないことはわかっています。
読者には伝わりにくい苦労も少なくないのでしょう。
でも、何年先でもいいから、続きを読みたいです。
それに、奥田さんの描かれる「シュラト」も、これからも新しい作品を見たいです。

ファンのわがままとして片付けられてしまうかなぁ、これ。
でも、どうしても言いたくて。
それに、わがままだったらもっといろいろ言いたいことありますよ。
「ここまできたらついでにあのOVAもDVD化を!」とかね。
あれだけ置き去りにしちゃうのも何だかなぁ、と思うし。
「小説版のストーリーでリメイクを!」という夢も捨てきれずにいます。
でも、まずは小説版の再開を。
このDVD化が、あかほりさんへの良い意味でのプレッシャーにつながるといいな。
何年でも、待っていますから。

(初出:2003.5/26)

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シュラトへの道【1】

シュラトへの道【1】 シュラト < TOP

TVシリーズ放映期の思い出

この作品に出会い、ファンサイトを開設するに至るまでの軌跡。
→【2】小説版刊行期
→【3】DVD発売&サイト開設まで

出会いはいつも突然に

「シュラト」が始まる少し前まで放映していた「アニメ三銃士」。
姉はそれに出てくるアラミスが好きだったのですが、
ある日、古本屋さんで「アラミスが載ってる!」と1冊のアニメ誌を買ってきました。
私も読ませてもらったら、おもしろいしアニメの情報が盛り沢山で、
雑誌そのものがすっかりお気に入りに。
最新号もすぐに買いに走って、知らない作品の記事も含めて
隅から隅まで熟読して楽しんでいました。

そんな初夏のある日、夕飯時に帰宅すると、姉が何やら真剣にTVを見ていました。
どうやら適当にチャンネルを変えていてそのまま見入ってしまった様子。
新聞のTV欄で「天空戦記シュラト」という番組名を確認して
私もつられてオレンジ色の画面をぼんやり見ていたのですが、
ふいに、先日買ったばかりのアニメ誌の表紙が
そのアニメの主人公(=シュラト)だと気付きました。

この日放映していたのが、あの第6話「愛と哀しみの戦い!」だったわけです。
そして、私が初めて買ったアニメ誌は「アニメディア(1989年6月号)」でした。
確か、「シュラト」関連の記事やキャラの設定資料も載っていたように思います。
でも、同じ八部衆なのにどうして敵と味方に分かれて戦っているのか
肝心なところが書かれていないので、ストーリーは把握できないまま。
が、姉は初めて見た第6話ですっかりレンゲが気に入って、そのまま見続けることに。
私は、お稽古事の都合でいつも後半しか見られなかったのですが
EDに一目惚れ&一耳惚れしてやたら気合いを入れて見ていました。

後に、2ヶ月遅れで地方局が放映を始めたので
ビデオに録画して第2話からきちんと見ることができました(第1話は見逃した)。
仲間割れの理由も判明したし、本放送では手天島の戦いが始まったあたりで
大いに盛り上がっていましたよねぇ。

ミイラ取りがミイラになる(?)

姉はひたすらレンゲがお気に入りで
彼女が画面に出てさえいれば満足しているようでした。
その分ストーリーは深く追っていなかったらしく
「『平成門』って何?」などといちいち私に聞いてきたのですよ。
そんな姉に一生懸命説明しようとしてアニメ誌で情報を集めるうちに
いつの間にか私の方が詳しくなり、「シュラト」にすっかりはまってしまったのでした。

余談ですが、姉は当初からレンゲについて
「この子、絶対、昔は髪の毛長かったんだよ」と断言していました。
私は彼女のあの髪型、変……いやいや、画期的だなぁと思っているだけでしたが。
キャラデザの時点で小説第4巻に出てきたあの設定は
すでに固まっていたのでしょうか、もしかして。

「シュラト」のおかげで声優さんにも興味を持つようになりました。
きっかけは、EDでレンゲ役とミー役が同一人物(=林原めぐみさん)だと気付いたから。
当時、「魔動王グランゾート」や「らんま1/2」なども見ていたのですが
至る所で林原さんのお名前を発見して、姉とよく大騒ぎをしていました。
「エヌマとグリグリも林原めぐみ(呼び捨て)だよ!」「おおー!」ってな感じで。
次に覚えたのが山寺宏一さん。その次ぐらいに子安武人さん。
その他、メインキャラを担当されていた方については
その勢いのままいっぺんに知識を身につけました。

第11話「悲劇の愛戦士レンゲ」でレンゲが死んでしまったので
姉は以前ほど熱心に「シュラト」を見なくなってしまいました。
それに対して、私はその後ますます夢中になっていきました。
いや、だってもう、きれいなおねいさん(=サティ)が出てきたり
強そうな敵(=獣牙三人衆)が出てきたり
その中にもきれいなおねいさん(=トライロー)がいたり、
いろいろ大変で毎週大騒ぎでした。

TVシリーズ放映後期

でも、第一部のラストあたりから作画が乱れてきて、
それまでとは違う緊張感を伴って見るように……。
いちばん最初に「!?」と思ったのは第11話でしたけれども。
あの突然の濃ゆい絵柄&くちびるサンダーバードにはびっくりしましたよ。
第23話の美しくないレイガさんもショックだった。
第24話も、せっかくの師弟対決があれでは泣くに泣けないよ……。

第二部スタート直後は作画レベルも持ち直していたので、ほっとしたのも束の間、………。
あれはほんとうに、ダメージが大きかった。
初めて心底はまったアニメが、素人目にもわかるくらいレベルが下がっていくのは、
見ていて辛かったし悔しかった。
最初のうちは作画の乱れにばかり気を取られていましたが
ストーリーも、第一部と比べると違和感があって、
毎週の放送を一歩引いたところで見るようになってしまいました。
そして、もうこの頃には、姉は完全に冷めてしまっていました。

確か、その年末に「Soul Lovers Only! 」を買ったのですが
まだ子どもだった私にはついていけないネタも多くてしょんぼり。
今ならいろいろ笑えるのだけれど。
それも熱が冷めた一因かも知れないなぁ、今にして思うと。
でも、エニックスから発行された小説版の第1巻を読んだら、
それが期待以上におもしろかったので、静かに再燃したりもしました。
ただ、ラストに向かっていくアニメ版には期待が薄れて行く一方。

細かいところでは笑ったり感動したりしていたのですよ、
ヒュウガ&レンゲに目覚めたのもほんとうに最後の最後ですし。
でもやっぱり、シュラト&ガイのあの決着には納得がいかなかった。
「もっと他に何かできたんじゃないか」って、
放映終了後ももやもやとしたものを引きずっていました。
自分の中でうまく考えがまとめられなくて、それが怒りに変わって、
それまで大切に集めていたアニメ誌やその付録の類は、潔く捨ててしまったのでした。
ただ、お小遣いをやりくりして買ったCDやムック等は
もったいなくて捨てられず、とっておくことに。
ムックはその後、お絵描き遊び(「シュラト」キャラに限らず)のお手本として
今に至るまで活用していくことになります。

(初出:2005.8/15)

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シュラトへの道【2】

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小説版刊行期の思い出

この作品に出会い、ファンサイトを開設するに至るまでの軌跡。
→【1】TVシリーズ放映期
→【3】DVD発売&サイト開設まで

第一次小説版ブーム

私が中学校に入学した年の春先に、小説版の第2巻が発売されました。
これがもう、ほんとうにおもしろかった!
単純に、お気に入りのレンゲとマリーチの出番が多かったせいもありますが
「TVでやってたのと全然違う!?」と良い意味で予想を裏切られたのがうれしくて。
小説版オリジナルキャラがたくさん出てきて、
特にミトラ様がストーリーにどう関わってくるのか
ほんとうにわくわくしながら次巻を待つ日々が始まりました。

そんなある日、友人の家に「Soul Lovers Only!」を持参して遊びに行きました。
「何かCD持ってきて」と言われていたのですが
当時はそれと「天山瞑楽」しか持っていなかったので仕方なく……。
(その子が知らないアニメのBGM集よりは、ドラマの方が少しはましだろうと思った)
そうしたら、その子が聴きながらゲラゲラ笑ってくれたのですよ!
あまりの受けの良さにびっくりしつつ、でも、ものすごーくうれしかった。
TVシリーズが私にとって不満の多い終わり方だったために
「シュラト」ファンであることを何となく恥ずかしく思っていたのですが、
これで自信を取り戻したというか、勇気づけられたというか(単純?)。
以来、彼女に手持ちのムックやCD、小説に至るまでばんばん貸して
「シュラト」話に花を咲かせるようになりました。
特に、小説版の話で盛り上がれる仲間は他にいなかったので
彼女の存在はとても心強かったです。
……それにしても、「シュラト」初体験があのギャグCDで
良かったかしらね? Nちゃん……。

そうそう、姉にも一応小説版を薦めてみたのですよ、
「レンゲの出番がすっごい多いよ」と。
でも、パラパラめくって「ふーん」で終わってしまいました。
どうやら、「バババババババババァァァァァァァァァァァッ!」とか
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」とかいうのがダメみたいです。
うん、まぁ、気持ちはわからんでもないよ。私はすぐに慣れたけれど。

姉はともかく、上記の友人とは静かに熱く「シュラト」に再びはまっていきました。
小説版は時折そこはかとなくアダルトな表現が出てくるので
いちいちキャーキャー騒いだりもして。
でも、確か第6巻が出た頃に、私が転校することになってしまったのです。
小説版の発行がストップしてしまったことと
当時唯一の「シュラト」仲間と離れてしまったために、
知らず知らずのうちに「シュラト」熱は冷めていきました。
新しい環境に慣れるのに必死だったし、一息ついたら今度は受験生になってしまったので。

そういえば、転校した先の学校で、同じクラスの友人が
「憧れの先輩が『おもしろい』っていってたから」
という動機で小説版に興味を持って、貸したことがありました。
第3巻あたりで挫折したらしく返されましたけれど。しょんぼり。
やっぱり、アニメ版を見ずにいきなり小説版っていうのはキツイかもねぇ。
戦闘シーンとか、特に。

そんなこともあって、
「小説版がおもしろいと思うのは、アニメ版が好きだったからかなぁ。
 小説版そのものには、あんまり魅力がないのかも。
 続きがなかなか出ないのは、売れていないからなのかなぁ。
 売れていないってことは、他の人にはおもしろくないってことなのかな……」
などとひとりで悶々と考えたりもしていました。

シュラト離れ

めでたく高校生となって数年の間も「シュラト」熱は低空飛行でした。
ムックは日常的に見ていたし、たまにCDを引っぱり出しては
「砂塵の迷図」に惚れ直したりもしていたけれど、
「シュラト」そのものはすっかり遠い記憶になってしまったのです。
小説版も押し入れの奥にしまい込み、その存在すら忘れてしまう始末。
でも、小説版のファンとしてはある意味幸せな時期だったかも知れない。
だって、続きをあれこれ考えて悩まずにすむんだもの(ほろり)。

それでも、高校で知り合った友人や後輩が
放映当時、私と同じように「シュラト」にはまっていたそうで、
思い出話をしたりグッズを譲ってもらったりもしました。
細々と縁は続いていたのだなぁ。

この時期に興味があったのは、どちらかというとアニメや漫画よりもゲーム。
何だかんだで忙しくもあり、スニーカー文庫から新たに小説版が発行されても
心乱れたりはしなかったのでした。
前情報もなしにいきなり本屋さんで見かけた時はさすがに驚いたけれど
「ひゃー、懐かしー!」で終わっちゃって、買いもせず……。
その頃はもう、心を閉ざしたレンゲや首だけになったアカラナータのことなんて
きれいさっぱり忘れていたのでしょう、きっと。

大学へ進学して卒業するまでの間も、「シュラト」熱の低空飛行は相変わらず。
ただし、大学の情報センターで初めてインターネットというものを体験して
最初に検索した言葉は「天空戦記シュラト」でした。
ほんの少ししかヒットしなくてとても淋しくなったことを、今でもよく覚えています。

(初出:2005.8/22)

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