先代八部衆 +:摩利支天ラートリー

はみだしマイ設定【4】:摩利支天ラートリー 先代八部衆 + < シュラト < TOP

妄想過多につき警告

  • 「大戦」時の摩利支天については、TVシリーズや小説版などの原作において
    今のところ何の記述もありません。
  • 当サイト内では先代摩利支天と先代那羅王は恋人設定です。
  • 当サイト内における那羅王シーターに違和感のある方は
    無理をなさらぬようにお願いいたします。
  • とにかく捏造甚だしいので、危険を感じたら全力で回避してー!

命名の由来

まず初めに、この「ラートリー」という名前からしてすでにマイ設定です。
脳内で他のキャラと会話させる時などは、名前は伏せ字でやり過ごしていましたが
やっぱりそれだとあちこち不自然で進まないので……。
一応、仮名とはいえこれに決めた経緯をメモしておきます。

「摩利支天」の梵名である「マリーチ(Marici)」とは
「陽炎」「威光」を表しているそうです。
そして、その原形となった尊格は
太陽神スーリヤ(男神)の妻である「暁の女神ウシャス」。
……「ウシャス」(「輝く」という意味)が
どうしてその名のまま仏教に取り込まれなかったのか、
どんなふうにして同一化(?)されたのか、
そのあたりが謎なのですが、それはここではおいておきます。

ところで、このウシャスには「夜の女神ラートリー」という姉妹がいるそうで。
ウシャスと比べるとややマイナーな存在のようで
辞典にも彼女に関する記述は少ないのですが、
「すべてのものに安息を与える女神」という一文が
マイ設定の摩利支天のイメージに合って、すっかり気に入ってしまいました。

長音(伸ばす音)が含まれていると、響きが柔らかくていいよね。
それに、先代八部衆のほとんどがア音で終わる名前だけれど
その点についても被らないし、いいんじゃないかしら、これ。

そんな感じで、いくつか選んだ候補の中から「ラートリー」に落ち着いたのでした。
女神様の名前だけれど、うちの先代摩利支天は内面的には
シーターさんよりはよっぽど乙女ちっくなので、まぁ、いいや!
(参考資料:「密教曼荼羅」「インド曼陀羅大陸」「インド神話伝説辞典」

温和で素朴な幻術使い

人のよさがそのままにじみ出たような、ふわりとした笑顔が印象的な青年。
(外見年齢はシュナ&ラーマと同じく、20代半ば)
自己主張は控えめで、なおかつやや口下手で照れ屋な一面を持つが
幻術使いとしての実力は高く評価されており、
戦場における仲間たちの功績をいつも陰から支えている。

どこかぼんやりしているようでいて、その実、他者の感情や心の動きには聡い。
ただし、だからといって
例えばシュナのように周囲のフォローに立ち回れるほど器用ではなく、
ラーマのように冷静に観察を続けられるほどドライでもない。
そのため、胸の奥ではさまざまな葛藤を抱えてしまうこともしばしば。
しかし、普段の彼が醸し出している雰囲気は
時折照れが顔に表れる以外、あくまで穏やかそのものであり、
その深い内面に気付く者は少ない。

シュナ&ラーマとは、彼自身も候補生だった頃からの付き合い。
自分とタイプの似ているシュナには何かと話しやすかったし
ラーマは当初からその技量がずば抜けていて有名だった。
ただし、2人が天空殿に上がった年にラートリーが摩利支天となったため
当時は顔見知り程度で特に親しい間柄ではなかった。
その後、しばらく接点がないまま月日が流れるが
彼らが八部衆入りしてからは顔を合わせる機会も多くなり
打ち解けた仲になるまでそれほど時間はかからなかった。
ひとりで悩むことの多いラートリーにとって
シュナ&ラーマは、それぞれタイプは違えど良き相談相手でもある。

「大戦」末期に、獣牙三人衆との戦いによって命を落とす。
……三人衆の反逆はサーマ2年(小説第4巻)、その封印はサーマ4年(同5巻)。
ということは、サーマ3年頃に没? うわ、かなり限定されてしまった。

カップル語り

彼の人生の後半において欠かせない存在である
那羅王シーターとの出会いは、
彼女が神将候補生になったばかりの頃にさかのぼる。
(天空殿内で迷子になりかけていたところに偶然通りかかり、助けたとか何とか)
当時、小さくて弱くておまけに女だという理由で
周囲からほとんど相手にされず
自主練の相手が見つからなくて困っていたシーターに、
親切心から「非番の時に限るが、自分でよければ」と指南役を買って出る。
ちなみに、出会ってしばらくの間は
ラートリーは自分が神将であることを話したりはせず
シーターも全く気が付かずに過ごしていました。
もともとラートリーが階級の差をあまり気にしない性格であり、
「きみとはもう友達同士だと思っているから」
という言葉にシーターも納得したので、
事実が発覚してからも、2人の間に敬語や敬称は使われないままです。

出陣の合間を縫って訓練を重ねていくうちに
自分を頼り慕ってくれるシーターには
単なる後輩に対する以上の気持ちが生まれていることを自覚する。
しかし、彼女が少しずつ語ってくれた身の上話から
彼女が自分に亡き兄を重ねて見ていることに気付き、複雑な思いにとらわれる。
また、シーターが幼い頃に受けた心の傷は、
本人はすでに完全に克服した気でいるが
実際にはまだ少しも癒えていないことも敏感に察知する。
そのため、いつも自分に向けられる屈託のない笑顔が
痛ましくも感じられて、人知れず思い悩むこととなる。

候補生として数年過ごしながらも思うように成績が振るわず
失意の日々を送るシーターを
口下手ながらも必死に励まし、慰める。
しかし、本心では、大切な人を危険に晒したくないという思いから
このまま神将への道をあきらめてほしいと願っていたのも事実であり、
そのことで深い自己嫌悪に陥ってしまう。

そんなある日、とある事件が起きて
(詳細については、またいつかまとめておきます)
シーターを守ろうとしたラートリーが重傷を負ってしまう。
しかし、その際シーターは、幼い頃の悲しい記憶が
彼女自身によって歪められていたことや
それによって自覚のないまま苦しめられていたことに
ようやく気付くことになる。
このあたり、もし本格的に二次創作として漫画化or小説化するならば
たぶんものすごーく重要なシーンだと思うのですが
そこまでうまく昇華できる自信がないので、補足としてメモ。
シーターさんは、「自分のせいで兄たちが死んだ」と思い込んでいて
ずっとそのことに負い目を感じていたのです。
でも、それは、ある意味間違ってはいないけれど真実とは少し違う。
「自分が足手まといだったから」「自分さえいなければ」と
当時のことを悔やんでいる彼女に対して、
ラートリーは「それは違う」ってちゃんと否定して
闇の底から引っ張り上げてくれる……といいなぁ……と……。
たぶん、ラートリーも、身近な仲間が命を落とす度に
彼女と似たように自分を責めることがあったんじゃないのかなぁ。
だからこそ、そういう苦しみに気付いてしまったのでは、とか……。

「事件」の後、ほんとうの意味で強くなることを誓ったシーターは
それまで以上に熱心に修行に打ち込み、
長らく眠ったままだったその実力を飛躍的に向上させていく。
また、過去から立ち直るきっかけをくれたラートリーを
兄の代わりとしてではなく、ひとりの異性として意識するようにもなる。
そして、ラートリーは、彼女の心に暗い影を落としていたものが
少しずつ消え始めていることに安堵する。
その一方で、「事件」を機に急速に力を伸ばしていくシーターが
いつかは確実に神将になるであろうことを予感して、
なるべく危険からは遠ざけて守り続けたい大切な人が
自ら戦いの中に身を投じようとしていることに苦悩する。

「事件」から1年あまりして、シーターが新たな那羅王となった時、
真っ先に自分のもとへ駆けつけてそのことを知らせる彼女に対して
ラートリーは心の底からは祝ってやれずにいた。
複雑な思いを無理に隠したまま、精一杯の作り笑顔で
「どうか、無茶だけはしないで」とだけ言葉を振り絞る。
そんなラートリーの反応に戸惑い、
「やっとあなたと一緒に戦えるようになったのに、
 一緒に喜んでくれると思ったのに、どうして?」
としまいには泣き出してしまうシーター。
ラートリーは、そんな彼女にうろたえながら
「神将になるということは、
 死と隣り合わせの危険の中に身を置くことが日常になってしまうこと」
「きみをそんな目には遭わせたくない」
とこれまで心にわだかまっていたものを正直に伝え、
そのまま勢い余って想いを打ち明ける。
少し驚きながらじっと話を聞いていたシーターも、最後には笑顔に戻って
「あなたが悲しむことのないように、絶対に先に倒れたりはしない」
「『大戦』を知る那羅王は、この私で最後にするわ」
と宣言し、自分にとってもラートリーはかけがえのない人であることを告げる。
ついでにメモしておきますが、「事件」以後のシーターさんは
神将になってそれなりに実戦経験を積むまでの数年の間に
身体的にも急成長を遂げていきます。
それまではとっても小さかったけれど
背もぐーんと伸びて、どんどんきれいになっていく感じで。
(この発想、何だかおっさんくさいですね)
(余談ですが、それに対してトライローは
 けっこう小さな頃から完成されたオーラを放っていたように思える)
プラス、「急に力をつけてきた候補生」「新たな那羅王」として
周囲の注目も集めるようになり、
ちょっかいをかけてくる男性陣が増えてきたりもします。
ただ、彼女はもともとおニブチンな上に、この時点ですでに
ラートリーのことしか恋愛対象には見ていないので、
ややこしい三角関係などが発生するはずもないまま
2人は公認の仲になるのでした。めでたしめでたし。

ギャグ編用補足

普段と変わらず「背景に溶け込んだキャラ」、でいいんじゃない?
シーターと共演するなら、彼女の言動をやんわりとたしなめる役で。
画面の隅っこでほのぼのと寄り添っていてくれているといい。

判断材料etc.

ラートリーの性格設定の基本は、ずばり「キザでもニヒルでもないマリーチ」。
マリーチが、あんなふうにキザな台詞を吐いたりしないで
ニヒルに笑ったりすることもなく
内面の照れを隠しきれずに顔に出しちゃうとしたら、
だいたいこんな感じになるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
マリーチと対照的に、でも芯の部分はなるべく保って、
なおかつシーターさんとのバランスも考慮しつつ微調整してみました。
シーターさんは「思ったことしか言わない」……というか
むしろ「言ったことしか思わない」くらいに突き抜けた性格なので、
その分、この人には繊細さを多めにトッピングしております。

シーターさんには、他人の細やかな感情に気付きにくいという短所があります。
そんな彼女ですら、大切に想われていると自覚ができるくらい
いちいち照れたり恥ずかしがったり、それでも大事なことは
ちゃんと言葉で、態度で伝えられる男の人がお相手なら、私も安心。
それに、今までに決めた先代八部衆の誰ともキャラが被らなさそう。
……と私の中では納得したので、その方向で妄想中です。

もうひとつ、設定の参考にしたのが、摩利支天という神将の立ち位置。
高位の神将なので、攻撃力その他の基本的な戦闘能力は
十分に備わっている&鍛えられているとは思いますが、
触媒が「陽炎」だったり、得意とするのが「幻術」だったりするのですよね。
個人戦ではなく軍隊同士の対決が主だったと思われる「大戦」時、
歴代の摩利支天は、十六天聖という1小隊の中で
仕留め役というよりはその補助や援護を担っていたのではないのかなぁ。
戦士や剣士というよりは、魔法担当や術使いのようなポジション。
そんなわけで、ラートリーも、
体力よりも知力に重心を置いたタイプになっています。

「先代摩利支天&先代那羅王」というカップリングは
そもそもマリーチ救済企画として始まった妄想でした。
私の大本命はヒュウガ&レンゲではありますが
マリーチも、何か別のかたちで幸せにしてあげたいとずっと思っているので。
そんなわけで、最初はもっともっと明るく楽しい
ラブコメ風味の強いおバカップルにしていくつもりが、
ちょっと重い要素もまざってしまい、アレレ?オヤオヤ? な気分。

「心の傷」や「トラウマ」という言葉は
フィクション・ノンフィクションを問わず目にすることが多くなってきましたが
けっして軽々しく扱うべきではないと思っています。
でも、「大戦」時にはシーターさんみたいな体験をした一般天空人が
少なくなかったのではないのかなぁ、と想像中。
あと、「小説版第二部予想【5】:迷い水」に書き出してみた
レンゲの再生のイメージや願望が
ここでもかたちを変えて出てきてしまっているなぁ、と思いました。
うーん、それに、このラートリーには
私の中のサティさんのイメージも、部分的ながら投影させてしまった気がする。
……というわけで、何だかもう、
サイト全体を使っていつも同じことを叫んでいるだけに思えてなりません。
同じ人間が考えていることだとはいえ、代わり映えしなくてすみません……。

漫画や小説、そしてドラマなどのフィクションにおける
「本来は明るく前向きな女の子が(重要)
 何らかのショックで、一時的に(ここも重要)
 心を閉ざしてしまったり狂気に陥ってしまったりする」
という展開は実はかなり好き。
もちろん、最終的には立ち直って元気になることが大前提ですが(最重要事項)。
(何だか遠巻きにされそうなことを書いちゃった気もするが、気にしない)
だから、小説版のレンゲのことも、
可哀想だとは思いつつ、再生の過程がものすごく楽しみなのです。
……あ、いやいや、これはフィクション限定の話ですからね!
現実世界においては、せめて私の身の回りの人たちだけでも、
そんな事態は起きてほしくないと願っています。これはほんとう。

そうそう、トラウマ云々についての補足ですが、
「あまりにも辛い体験をすると、心身の成長が止まってしまう」
と聞いたことがあります。
あと、昔読んだ漫画のキャラクターで
「両親の死のショックで、自分の時(=外見的成長)を止めてしまった」
という少女がいました。
候補生時代のシーターさんが、なかなか真の実力を発揮できなかったり
いつまでも背が小さいままだったりするのは
そういう理由があったから、という裏設定があったりなかったり。
(単純に、背が高かったり偉丈夫な人が
 小さい時には小さかったりしたら可愛いなぁ、という遊びもありますが)
普通だったら、もろに成長期なんだから
もっと順調にいろいろ伸ばしていけると思うのですよ。
で、見えない枷からラートリーが解放してくれたおかげで
それまで止まっていた分が一気に成長していったのではないかなぁ。
夢見がちな設定ですが、とりあえずはそんな感じで。

どうでもいいけれど、このカップルの原イメージは
「らんま1/2」の東風先生&かすみお姉ちゃんなのでした。
きゃっ、言っちゃった!
まぁ、あそこまでギャグにはしていないつもりですが、
まだラートリーの完全なる片想いだった頃は
シュナ&ラーマにはあんなふうに見えていたのではないかと。

上ではあえて言及を避けましたが
この2人、天空人的にどうかはともかく
実際の年齢差はかなりすごいことになっていると思います。
外見年齢も、出会った当初は「20代半ば&見た目も中身もやや幼い9歳」です。
これって、世間的には……ロリコン……ですよね……!
実は、初めてらくがきを描いてみるまで
全くそのことに気が付かずに妄想を楽しんでおりました。
やー、私自身は年齢差カップルって大好きですし
むしろ私がロリコンなのですが(カミングアウト)(バレバレです)、
そして、若紫計画もよいものだとは思いつつ
どちらかというと、小さな女の子にぶんぶん振り回される男の人の姿に
より一層の楽しさと微笑ましさを感じてしまうのですが、
こういうのが苦手な方もきっといらっしゃるかと思います。
このマイ設定は、他者に押し付ける目的で公開したわけではありませんので
どうかご了承下さいねー!

念のために一応フォローしておくと、
2人が晴れて恋人同士になったのは、シーターさんが13歳の時です。
これならそんなに不自然ではないよね? ね?
あと、もっと具体的に恋人同士になった(婉曲表現)のは
それからさらに数年先だと思っています。
まぁ、チュウくらいはさっさと解禁していてほしいのですが
何となくシーターさんの方から奪っていそうな予感。
というわけで、どうぞご安心下さいませ!(?)

(初出:2009.3/1)

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