小説【4】:笑説 熱風怒濤

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  • 「笑説 天空戦記シュラト 熱風怒濤」
  • 発行元:エニックス(1991年)
  • 著:あかほりさとる
  • 表紙イラスト:奥田万つ里
  • 本文イラスト:南京ぐれ子、奥谷かひろ、奥田万つ里、美崎猛、沢田翔、 鈴木典孝
  • 判型:B6判

ギャグ調の短編小説3本に加え、
ファンにはおなじみの声優さんやイラストレーターさんから
コメントその他が多数寄せられているという、かなり豪華な番外編。
全ページともフルカラーですし。
ただ、メインである小説のうち純粋に書き下ろしと呼べるものは1本のみなので、
ちょっとがっかりしたのも事実です。
表紙のアカラナータ&トライローにもびっくりしました。いろいろと。
それにしても、本編を書いている方がギャグ編も出してしまうなんて、
なかなか他では見られないことなのでは?
私が知らないだけかしら。

「逆襲のアーちゃん Part 1」
(イラスト:南京ぐれ子)

「PERFECTION」に収録されているものの加筆修正版。
「宮沢りえ・ふんどしカレンダー」が「田村英里子の(中略)カレンダー」に、
「ラガービール」が「一番搾り」に、
といったこだわりの(?)修正が随所で見られますが、
照らし合わせながらでないと違いにほとんど気付きませんでした。
……あ! トライローの「うめーでかんわ」が「うめーでかんわ」になってる!
これもこだわり?
あと、リョウマの「その黒い煤は腹黒いオレの魂の垢だ!」にしびれました。
小説版屈指の名台詞だわ。
ガイの「ひさぶしりだな、シュラト!」も好きです。
「PERFECTION」で初めてこれを読んだ時は笑いっぱなしでした。
ぐれ子さんのイラストも可愛いですよね。

「天空戦記ラクシュ」
(イラスト:美崎猛)

CD「八部衆 THE WORLD」に収録の同名ドラマの小説化。
一部、「夜叉王物語」も混じっています。
んー、これは、CDの方を先に聴いていたせいか、
何だかテンポがいまいちに感じられてしまって……。
これについては、あかほりさんご自身も苦労したのではないかなぁ。
同時収録のエッセイ「こっそり BREAK『ああっ、ギャグ!』」にて、
「字に書いたら独特の『間』が表現できなかったり、結構考えてしまう」
と書かかれていますので。
CDより先にこれを読んでいたら、もっと素直に楽しめたかも知れません。

「逆襲のアーちゃん Part 2」
(イラスト:南京ぐれ子)

書き下ろし。ノリはPart 1と同じです。
トライローの色ボケっぷりも健在でうれしい。
こちらでは、幽霊となったニリハリが登場します。
ところで、本文とは関係がないけれど、
ページに時々入ってる紫の模様がもっと薄い色だと良かったな。
字、読み辛くないですか?

その他

「こっそり BREAK」は、あかほりさんによるエッセイ。
「ときめき VOICE」は、松本保典さん、水谷優子さん、
そして、キングレコードの大月俊倫さんからのメッセージ(というかラブコール?)。
「きまぐれ ESSAY」はイラストレーターさんたちによるフリートークです。
あとがきではちゃんと小説第7巻の宣伝もしてるのになー……しゅーん……。

(初出:2004.10/11)

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