予想【5】:迷い水

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*管理人は「ヒュウガ&レンゲ」をそっと応援しています(←前置き)。

はっきりいって、いちばん悲惨な状況に置かれているレンゲちゃん。
第7巻は「新たな『大戦』が勃発して2年後の世界からスタート」とのことですが、
きっとその間ずっと心を閉ざしたままなんだろうな……。
でも、辛くて苦しいこともいっぱいだけれど、
それでも彼女には生きて、幸せになってほしい。
少しずつでいいから、哀しみを乗り越えて、元気になっていってほしい。
第二部における私のいちばんの願いです。

それでは、彼女は何をきっかけにして立ち直るのか。
初めて第6巻を読み終えた時から、このことは最大の関心事でした。
そして考えた予想は
「レンゲが黒のソーマに捕われ、
 過去にインドラ様によって封じられた迷い水を呼び出してしまう」
というもの。

ここでちょっと「迷い水」のおさらいです。
初出は第11話(回想シーン)でした。
過去に氾濫した際は、インドラ様ですら倒すことは適わず
地下に封じ込めるにとどまったのですよね。
しかし、第37話では、シュラトがついに浄化させることに成功しました。
ちなみに「Love Song」の「天空界大語解」には、
「天空人の迷いの心(黒のソーマ)によって生じ、
 自由意思を持った台風のように暴れ回る水」とあります。
前半部分はアニメ版の本編で直接語られていることと
微妙に食い違うような気がしますが(「生じる」と「反応する」って別物だよね?)
まぁ、いいか。
もともと、この予想では、迷い水に対する私のマイ設定が混ざってしまっているので、
さらっと受け流して頂ければ幸いです。

心を閉ざしてしまった時点で、
すでに黒のソーマに捕われてしまったともいえるかも知れません。
でも、レンゲの心の奥の深い哀しみは、透明な感情のまま、
辛うじて黒のソーマにはなっていないんじゃないかと思うのです。ぎりぎりのところで。
それに、天空殿はヴィシュヌ様のソーマの結界や警護の神将によって
かなり堅固に守られているので、
外部からの黒のソーマの誘惑(←シヴァ様が直接飛ばしてきそう)には強いのではないかと。
それが、ある時、例えばヴィシュヌ様がお倒れになったとか(すみません投げやり)
わずかに結界が弱まってしまった隙を突いて、
その哀しみが一気に黒のソーマに変化してしまうわけですよ。
そしてそのまま、インドラ様が平和だったあの頃に地下に封じ込めた
あの迷い水さえも呼び出してしまう……のではないかなぁ、と。

レンゲは、インドラ様の死によって生きる意味を見失ったから、
自らの滅びを願ってしまうのでは?
そして、彼女のその願いに反応し地上に溢れた迷い水が、
彼女を核として(彼女の黒のソーマを原動力として)
あらゆるものを破壊し尽くそうと大氾濫を始めます。
そこへいよいよヒュウガが登場するわけですよ! イヤッホー!
……えーと、彼にしてもらいたいこと、しなくてはならないことは2つ。
まずは、無意識のまま迷い水を暴れさせているレンゲを目覚めさせること。
殻に閉じこもってしまっている彼女を、ともかく話ができるようにしないとね。
ソーマの暴走(第1巻第2章参照)とほぼ同じ状態なので、
このままだとレンゲの身体ももたないし、
迷い水による被害も食い止めなくてはならないし。
もしかしたら、ヒュウガが何かしなくても、
何らかのショックで彼女は(自発的に)目を覚ますかも知れませんが。

あ、書き忘れていましたが、この間、ヒュウガ以外の主要メンバーは
人民救助をしていたり迷い水をソーマで塞き止めていたり
しているのだと思います(投げやりでごめんなさい)。

2年振り(?)に目を覚ましたレンゲは、
自分が黒のソーマを発していることと
それによって迷い水を地上に呼び戻してしまったことを理解します。
でも、彼女自身にもどうすれば止められるのかわからない。
自分のせいで迷い水があらゆるものを破壊し尽くしているのは恐ろしいけれど、
インドラ様が死んでしまった世界で生きていくことの方が、
彼女にはもっともっと恐ろしいことなのかも知れません。
ヒュウガには、そんなレンゲを何とか説得し、励ましてほしいのです。
これが、彼に期待していることの2つめ。

うーん、この先は、私にも具体的には予想できていないし、
断片的なイメージをうまく文章で表すのが難しいです。
迷い水の核(=レンゲがいるところ)に辿り着くまでに
あちこち傷を負ったヒュウガとか、
それでも必死に説得しようとする姿とか、
言葉でうまく伝えられずに抱き締めるとか、大体そんな感じです。
レンゲは終始泣きっぱなし。
この説得の段階で、インドラ様が迷い水を地下に封じ込めた時の回想が
出てくるのではないかなぁ、と思っています。
そのあたりも交えつつ、ヒュウガには、
レンゲに生きる意志を持たせてあげてほしい。
いきなり完全に立ち直るのは無理だとしても、
前へ進むための一歩を支えてあげてほしいです。

そんなわけで、いろいろ端折りますが、
その後しばらく休養してからレンゲはめでたく戦線復帰します。
ヴィシュヌ様に謁見するシーンも描かれるのではないかと思うのだけれど、
その時の2人の対話も気になるところですね。
レンゲはどんなお咎めも受けるつもりでいるだろうなぁ、
でも、ヴィシュヌ様は優しく微笑んで下さるのではないかなぁ、
などと思っていますが、はてさて。
あと、この一件をきっかけに、
ヒュウガ&レンゲが何だかちょっといい感じになってくれたらうれしいです。とても。
ただし、その後の進展は周りを苛立たせるほどの亀の歩みでオッケーです。
この2人にはそれぐらいでちょうどいいような気がしますので。

ちなみに、この迷い水、地下に再び封じ込めるでも良し、
ついでに浄化してしまえるなら、それも良し。

そうだ、こうしてヒュウガがレンゲを救い出すに至る裏には、
もしかしたら、カーリーが活躍というか手助けというか、してくれるかも知れません。
ここらへんにルドラ神族の特性を生かした何かが絡められないかな。
直接何かしなくても、ヒントぐらいはくれないだろうか。
そして、黒のソーマに捕われかけたレンゲを助けることができたら、
転生以来あんなことになってしまっているガイを元に戻す希望も、生まれてきたりとか。
そんなふうに話が繋がっていったらいいのになぁ……。

あと、それとは別に、レンゲが自ら死を選ぼうとする展開も考えてしまいました。
後ろ向きだけど、例えば蓮華杖で喉を突くとか(……)。
でも、現在の状況を考えると、彼女の死への願望(あんまり使いたくない言葉だ)は、
どちらかというと受身的なものではないかと思ったのです。
「今すぐ死にたい」ではなく
「もう死んでもいい」「死ねるものならそうしたい」っていう。
だって、インドラ様が最期に残して下さったお言葉は「生きよ」だったから。
彼女の中では
「もうインドラ様がいらっしゃらないのに、生きる意味なんて見つけられない」
→「死んでしまいたい」
→「でもインドラ様は生きるようにとおっしゃった」
→「でも生きる意味なんて……」、
という思考がずっとループしているのかも知れない。
そうして、積極的に生きることを放棄したのが
現在のあの状態なのではないかと。どうでしょうか。

迷い水の氾濫で、天空殿にも多少の被害が及ぶかも知れないけれど、
……というか、全天空人は天空殿に避難しているはずだし、
レンゲもそこにいるわけだから、多少どころでは済まなさそうな気もしますが、
それでもかまいません。
可愛いレンゲのためならば、天空殿の1つや2つ!(ヴィシュヌ様ごめんなさい)
でもきっと、こんな心配はしなくても、
他のみんなが被害を最小限に抑えてくれるはずさ。きっとそうさ。

ついでなので、どうしてこんな予想に落ち着いたかをメモしておきます。
第3巻の白虎殿の死闘で、
アニメ版では語られた迷い水のエピソードがカットされていましたよね。
単純に、余分だったから切り捨てただけなのかも知れないのですが、
(小説版では、レンゲがインドラ様を想い始めたきっかけは、
 彼女の家庭環境や2人の出逢いのシーンで十分に説明されています)
それでも全く使われないままではないだろうと思うのです。
迷い水といえばインドラ様。インドラ様といえばレンゲちゃん。
おお、もしやこの展開のためにあえてとっておいたのでは!?(←思い込み)
そしてもうひとつ、「黒の光流(ソーマ)は本来、哀しみの光流」
(第6巻第3章)というインドラ様のお言葉から予想。
あとは自分好みにヒュウガを絡ませてみました。えへ。

いやー、だって、もうヒュウガしか頼れる人はおらん!
もちろん、他のみんなだってレンゲのことを心配しているだろうけれど、
創造神の後継者という使命を知らされたシュラトや
次期調和神としての修行が始まったラクシュは、
それぞれのことで忙しくなってしまうのではないかとも思うので。
レイガも、そんな2人のフォローをしつつ、
ミトラ様からデーヴァ神軍の指揮を一任されたり幹部として作戦会議に出席したり、
忙しく立ち回っていそうだもんなぁ。
あ、レイガはあえてヒュウガに任せようとするのかも。
むしろそうして! 見守ってー!

アニメ版のラスト3話だけでも、ヒュウガ&レンゲな私はうれしかったけれど、
(正確には、この時やっと「あら、この2人っていいじゃない」と気付かされた)
これくらい思いっきりズガーンとやってくれちゃった方が、
その後の流れにうまくつながりそうな気がします。
って、何かもうこの2人がいい仲になることを前提にしゃべっていますが、
いいんでしょうか。ま、いっか!
とにかく私は、この2人には、マリーチやインドラ様のことを
忘れてしまうのではなく乗り越えた上で幸せになってほしいです。

ん? 今ここで迷い水を出してしまうと、
アニメ版のラスト3話のエピソードは小説版では不要になってしまうかも知れません。
第一部でも黒のソーマについてだいぶ深いところまで描写されていたから、
アニメ版以上に蛇足となってしまいそうだし、やっぱりカットかなぁ。
ん? それってもしかしてマツリさんの出番もなくなってしまうということか!?
そ、それはいかーん!
えーと、じゃあ、代わりにリョウマとマツリさんの過去話(なれそめ)を
投入するのはどうだろう。
いけませんか、これ。私は読みたいけどなー、どうかなー。

(初出:2004.5/3)

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