シュラトへの道【2】

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小説版刊行期の思い出

この作品に出会い、ファンサイトを開設するに至るまでの軌跡。
→【1】TVシリーズ放映期
→【3】DVD発売&サイト開設まで

第一次小説版ブーム

私が中学校に入学した年の春先に、小説版の第2巻が発売されました。
これがもう、ほんとうにおもしろかった!
単純に、お気に入りのレンゲとマリーチの出番が多かったせいもありますが
「TVでやってたのと全然違う!?」と良い意味で予想を裏切られたのがうれしくて。
小説版オリジナルキャラがたくさん出てきて、
特にミトラ様がストーリーにどう関わってくるのか
ほんとうにわくわくしながら次巻を待つ日々が始まりました。

そんなある日、友人の家に「Soul Lovers Only!」を持参して遊びに行きました。
「何かCD持ってきて」と言われていたのですが
当時はそれと「天山瞑楽」しか持っていなかったので仕方なく……。
(その子が知らないアニメのBGM集よりは、ドラマの方が少しはましだろうと思った)
そうしたら、その子が聴きながらゲラゲラ笑ってくれたのですよ!
あまりの受けの良さにびっくりしつつ、でも、ものすごーくうれしかった。
TVシリーズが私にとって不満の多い終わり方だったために
「シュラト」ファンであることを何となく恥ずかしく思っていたのですが、
これで自信を取り戻したというか、勇気づけられたというか(単純?)。
以来、彼女に手持ちのムックやCD、小説に至るまでばんばん貸して
「シュラト」話に花を咲かせるようになりました。
特に、小説版の話で盛り上がれる仲間は他にいなかったので
彼女の存在はとても心強かったです。
……それにしても、「シュラト」初体験があのギャグCDで
良かったかしらね? Nちゃん……。

そうそう、姉にも一応小説版を薦めてみたのですよ、
「レンゲの出番がすっごい多いよ」と。
でも、パラパラめくって「ふーん」で終わってしまいました。
どうやら、「バババババババババァァァァァァァァァァァッ!」とか
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」とかいうのがダメみたいです。
うん、まぁ、気持ちはわからんでもないよ。私はすぐに慣れたけれど。

姉はともかく、上記の友人とは静かに熱く「シュラト」に再びはまっていきました。
小説版は時折そこはかとなくアダルトな表現が出てくるので
いちいちキャーキャー騒いだりもして。
でも、確か第6巻が出た頃に、私が転校することになってしまったのです。
小説版の発行がストップしてしまったことと
当時唯一の「シュラト」仲間と離れてしまったために、
知らず知らずのうちに「シュラト」熱は冷めていきました。
新しい環境に慣れるのに必死だったし、一息ついたら今度は受験生になってしまったので。

そういえば、転校した先の学校で、同じクラスの友人が
「憧れの先輩が『おもしろい』っていってたから」
という動機で小説版に興味を持って、貸したことがありました。
第3巻あたりで挫折したらしく返されましたけれど。しょんぼり。
やっぱり、アニメ版を見ずにいきなり小説版っていうのはキツイかもねぇ。
戦闘シーンとか、特に。

そんなこともあって、
「小説版がおもしろいと思うのは、アニメ版が好きだったからかなぁ。
 小説版そのものには、あんまり魅力がないのかも。
 続きがなかなか出ないのは、売れていないからなのかなぁ。
 売れていないってことは、他の人にはおもしろくないってことなのかな……」
などとひとりで悶々と考えたりもしていました。

シュラト離れ

めでたく高校生となって数年の間も「シュラト」熱は低空飛行でした。
ムックは日常的に見ていたし、たまにCDを引っぱり出しては
「砂塵の迷図」に惚れ直したりもしていたけれど、
「シュラト」そのものはすっかり遠い記憶になってしまったのです。
小説版も押し入れの奥にしまい込み、その存在すら忘れてしまう始末。
でも、小説版のファンとしてはある意味幸せな時期だったかも知れない。
だって、続きをあれこれ考えて悩まずにすむんだもの(ほろり)。

それでも、高校で知り合った友人や後輩が
放映当時、私と同じように「シュラト」にはまっていたそうで、
思い出話をしたりグッズを譲ってもらったりもしました。
細々と縁は続いていたのだなぁ。

この時期に興味があったのは、どちらかというとアニメや漫画よりもゲーム。
何だかんだで忙しくもあり、スニーカー文庫から新たに小説版が発行されても
心乱れたりはしなかったのでした。
前情報もなしにいきなり本屋さんで見かけた時はさすがに驚いたけれど
「ひゃー、懐かしー!」で終わっちゃって、買いもせず……。
その頃はもう、心を閉ざしたレンゲや首だけになったアカラナータのことなんて
きれいさっぱり忘れていたのでしょう、きっと。

大学へ進学して卒業するまでの間も、「シュラト」熱の低空飛行は相変わらず。
ただし、大学の情報センターで初めてインターネットというものを体験して
最初に検索した言葉は「天空戦記シュラト」でした。
ほんの少ししかヒットしなくてとても淋しくなったことを、今でもよく覚えています。

(初出:2005.8/22)

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